「ファスティング」に関する特集。今回は自律神経などに深い関係がある脳についてご紹介いたします。最近SNS上でも注目の内容になっていますので、ぜひご参考ください。
とある調査結果では、2020年の新型コロナウイルス(パンデミック)に伴いうつ病性障害患者が5300万人、不安障害患者が7600万人以上と言われ、精神的症状に悩まされる人が増加しました。
世界的にもメンタルヘルスの必要性は高まっており、ファスティングを通して精神的な悩みや脳の活性化につながる内容から目が離せない状態です。
ファスティング×脳のチェックリスト
ファスティングをする事により脳の機能低下による病気予防もできる可能性が高いとされています。チェックリストを作りましたので、この機会にチェックしてみて下さい!
①アルツハイマー病
認知症で最も発症率が多いのは【アルツハイマー病】で、認知症の全体の約6割を占めていると言われております。
2020年のアルツハイマー病協会によると、アメリカでは65歳以上の約580万人がアルツハイマー病を患っています。この数は 2050年までに65歳以上の1380万人に増加すると予測されています。
※日本では、認知症患者約600万人に対して7割がアルツハイマー病とされております。
【チェックリスト】 ・物忘れが増えた。 ・匂いや味が少し感じにくくなった。 ・気分の浮き沈みが増えた。
②パーキンソン病
パーキンソン病は、アルツハイマー病に次いで2番目に多い神経変性疾患で、高齢で発症することが多く60歳以上に限ると100人に1人がかかるといわれています。人口の全体でも1000人に1~1.5人がかかると推定され、国内におよそ15万人いると言われております。
【チェックリスト】 ・手足が震え回数が増えた。 ・身体の動きが鈍くなった。 ・少しの移動で疲れやすくなった。 ・つまずく回数が増えた。 ・姿勢がどちらかに傾きやすくなる。
③ハンチントン病
認知症と症状がよく似ている病の一つに挙げられ、国の指定難病ともされています。
30~40歳頃に発症するケースが多いとされており、日本では100万人に5人程度の確率で発症すると言われおります。
【チェックリスト】 ・怒りやすくなった。 ・気分の浮き沈みが多くなった。 ・落ち込みからの鬱のように感じる。
ファスティングによって得られる効果3選
①認知症の予防と記憶力の向上 ②神経系疾患への抵抗力の向上 ③脳の老化を遅らせ脳細胞を増やす
「ファスティング×脳」の歴史は2,000年以上前にまで遡ります。てんかん発作の患者への治療法として処方されていて、現在でも積極的に使われているプログラムです。
てんかん発作は【脳の電気的嵐】と例えられており、穏やかなリズムを持っていた活動が突然壊れてしまい、激しい電気的な乱れ生じることによっておきる症状です。
この、てんかん発作の治療に2000年以上も前からファスティングが用いられてます。 いつの時代になっても必要な物とし残っており、長年に渡って親しまている対策の一つです。

ファスティング時に脳細胞を増やすためのホルモンとは?
ファスティングを行っている際に空腹となると【グレリン(食欲ホルモン)】増えると言われています。グレリンというホルモンは暴飲暴食になる恐れがありますが、新しい脳細胞の生成を促進させる可能性が高いと言われています。
ある研究で、24時間おきに食事をした断食マウスと食べたいときに食べるマウスと2つと比較しました。断食マウスは食べたい時に食べるマウスよりもグレリンのレベルが高く、脳の海馬に新しい脳細胞の多く生成していたという結果が出ています。
その他にもファスティングは記憶力を向上される事が期待できるとされており、空腹時にBDNF(brain derived neurotrophic factor)の効果を増強させるとされております。
参考文献:
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/brb3.1444
【まとめ】ファスティング×脳
ファスティング×脳はいかがでしたでしょうか?
精神的な悩みに悲観される方は多いです。自分の現状を正しく把握し、正しく処置することを意識しましょう。
また、対策・予防としてファスティングの大切さを知って頂ければと思います。
予防や改善で最も大切な事は早期発見です。少しでも【もしかしたら?】と感じた瞬間が予防・対策を始めるタイミングです!
次回は具体的な「ファスティング×脳」のアプローチ方法を世界的に有名な科学者が推薦しているメソッドも織り交ぜながらご紹介していきますので楽しみにして下さい!
まずは一日一杯のボーンブロスから。